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2021.01.04

シンガポールに在住の皆様に、ぜひ知っておいていただきたい医療や健康に関するさまざまなトピックを、ラッフルズ・ジャパニーズクリニックの日本人医師が、図表やグラフなどを交えてわかりやすく解説します。


学校検尿の血尿について

 日本の学校検尿の結果に「尿潜血1+」などと書かれていますが、これは試薬がついている細い紙を尿に浸して、その色の変化レベルを5段階に分け、血尿の程度をみています(図1)。
 「血尿のみ」が続く場合、さらに採血や腹部超音波検査をしてグラフ2にあるような原因を同定しますが、70%近くが原因のはっきりしない血尿で、「無症候性血尿」と呼びます。緊急性はありませんが、慢性糸球体腎炎などを起こしてくることがあるので、定期的フォローが必要です。

図1

 

今回の担当ドクター

小児科
院長 元田 玲奈 医師 Dr. Lena Motoda
東京大学医学部卒業
東京大学大学院医学系研究科修了、医学博士
2008年10月より現職

日本小児科学会認定小児科専門医
日本小児神経学会会員
小児科医会認定「子どもの心」相談医

情報提供: ラッフルズ・ジャパニーズクリニック

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