• Singapore Youth Report
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2020.10.20

シンガポール国立大学(NUS)語学教育研究センター(CLS)日本語履修生が日本語で様々なトピックを綴ります。


再生利用的意識


 4年前初めて日本へ家族と旅行して、日本人のリサイクルの習慣に気がついた。それに、日本にはたくさんリサイクルのごみ箱があるわけでもない。日本語の教科書で日本のゴミ分別のルールを学んだので、旅行で日本人のごみを持ち帰る習慣にも気がついた。そういうマナーはどうやって育成されて来たのだろうか。シンガポールでは政府の再生利用の習慣が結構進んでいるが、どうして国民はその意識を持っていないのだろうか。
 政府が進めるリサイクルのし方は足りないと思う。広告や学校などで再生利用がいいことはよく教えているが、実際には再生利用の機会が少ない。外でリサイクルのゴミ箱は見つけにくいし、シンガポール人は自分でゴミを持ち帰る習慣もない。つまり、再生利用のことは気にしていない。その上、国民の大半が住んでいるHDBにあるリサイクルのゴミ置き場は不便だし、リサイクルすることはめんどくさいと思われているのかもしれない。
 今、世界の様子を知らない人はいない。地球温暖化と汚染の問題で、再生利用的意識はもっと大切になると思う。もしシンガポール人が再生利用を気にしないとしたら、環境の悪化は私たちのせいになってしまうと思う。
 では、どうすればいいだろうか。教育が家で始まるとしたら、子供にも適当なゴミ分別をさせたりする。そうすれば、再生利用の習慣がつくようになると思う。私は子供の時、両親にリサイクルすることを教えられたので、環境を守りたいという意識がある。しかし、家族だけでなく、政府の責任もある。政府はリサイクルのゴミ箱不足問題を考えるべきだ。再生利用することが便利であればあるほど、われわれの世代は若いうちに再生利用の意識を持つようになると思う。環境のため、それぞれ自分のできることをしたら、だんだん将来の環境を助けることになるのではないだろうか。


ファン・グァンフィ・ベス
こんにちは、社会学専攻のファン・グァンフィ・ベスと申します。初めて話す日本語を聞いた時、こんな綺麗な外国語を勉強したいなあと思いました。日本語の勉強は簡単なわけではないんですが、日本語は私に色々な機会をくれたので、諦めないで勉強し続けています。どうぞよろしくお願いいたします。