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2020.10.01

写真提供::Ministry of Sustainability and the Environment

COVID-19の感染拡大予防策として行われているお酒の提供可能な時間の短縮に違反したとして、オーチャードロードにある飲食店が摘発された。警察による取り調べから逃れるために、ビールをティーポットに入れて提供していたという。

店名は明かされていないが、この飲食店はCOVID-19の安全対策に違反していないかを調べる一斉捜査で逮捕された飲食店23店のうちの1つだ。外食することができるようになったものの、各テーブルはソーシャルディスタンスを守る必要があり、グループの人数は最大5名までと決められている。また、お酒の提供可能な時間も定められている。調査によると、ティーポットの中にはビールが入っており、お酒を提供可能な時間である22:30を過ぎた後に合計13組の客にビールを売り、レストランで販売していたビールボトルは飲み物を保管している冷蔵庫の底に隠されていたという。

他に規則に違反した店舗の中には、10人の団体客が2つのテーブルに分かれて個室で一緒に食事をしていたチャイナタウンの飲食店もあった。別のオーチャードにあるレストランでは、店の標識が“閉店”となっているにもかかわらず、店内から大きな声が聞こえたため、警察が内部にいる人々にドアを開けるように繰り返し呼び掛けたが施錠されていた。最終的にドアが開いた時、中には6人の客が座っていたが、テーブルの上に飲み物はなかった。しかし、警察官が訪れる前にお酒を飲んでいるところを監視カメラがしっかりと記録していた。

2日間で149店舗の飲食店が検査され、規則に違反していることが判明し、一時的な閉店や罰則などを検討している。

出典:COCONUTS