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2020.09.01

写真提供:Samaritans of Singapore/Facebook の自殺防止キャンペーン


自殺が依然としてシンガポールの若者の主要な死因であり、昨年自殺により 命を奪った400人のほとんどが20代であったと非営利団体「Samaritans of Singapore」(SOS)が発表した。

SOSによると、20歳から29歳の死者の約3分の1は自殺であり、他のどの年齢層よりも多いという。2019年の自殺者は2018年と同等の397名だったものの、ホットラインへの電話の数が700件から4,124人に増加したという。SOSの最高責任者であるGasper Tan氏は「コール数の増加は、若者がメンタルヘルスの重要性と早期介入の必要性を認知しているという点で良い兆候ではあるものの、この年齢層の自殺率の多さが懸念されています。助けを求めようとする若者の妨げとなっていることをさらに理解し、対処するために、コミュニティとして行うべきことはまだたくさんあります」と述べている。

自殺の危険にさらされている個人は、通常、恋愛関係、メンタルヘルス、およびその他の困難な状況との闘いに関連する精神的苦痛を受けているといい、2020年の自殺者の公開データはまだ無い。今年初めにカウンセリングと心理学が政府によって非必須サービスと見なされたため、SOSは一時的にコールセンターを閉鎖することを余儀なくされ、精神的サポートを求める人々のために、ナショナルケアホットラインが設立された。

電話、メール、SMSで感情的なサポートを提供するSOSが最近行なった調査によると、20代の人々は、エゴに影響を与えたり無力感を感じたりすることが懸念されるため、感情的に圧倒されたと感じたときに助けを求めるのを避ける傾向があるそうだ。

「自殺について非難する信念が、助けを求める若年層の障壁であることが浮上し、恥の恐怖や不当に評価されること、何も助けにならないという絶望感もその一因であると調査結果で分かった」

あなた、またはあなたの周りで誰かが精神的なサポートしてを必要としてい るのならば、利用可能なホットラインサービスがいくつかある。

Samaritans of Singapore (24時間対応): 1800-221-4444
National CARE Hotline: 1800-202-6868
Fei Yue’s Online Counselling Service: eC2.sg
Institute of Mental Health’s Mental Health Helpline: 6389-2222
Big Love Child Protection Specialist Centre: 6445-0400
Singapore Association for Mental Health: 1800-283-7019

出典:COCONUTS