2020.08.26
シンガポール国立大学(NUS)語学教育研究センター(CLS)日本語履修生が日本語で様々なトピックを綴ります。
ペットカフェは野生動物達にいいのだろうか?
ペットカフェと聞いたら、どんな動物がいると思うだろうか。やはり、普通は、犬とか、猫などの動物だろう。ペットカフェと呼ばれてはいるが、実はペットの為のカフェではなく、人間の為に作られたカフェだ。ペットカフェは人間たちがコーヒーを飲みながら、動物と遊んで、楽しい時間を過ごす場所だ。店ではペットの餌さえ買えて、餌をやることもできる。カフェの値段が高くても高くなくても、可愛い動物を見たいという理由で大勢の人達がペットカフェに通う傾向がある。
シンガポールのペットカフェは最近若者に人気だ。大抵のペットカフェには犬と猫がいるが、国によっている動物は違う。日本のペットカフェには犬と猫の他、カワウソとか、ハリネズミとか、フクロウのような野生動物がいる。珍しい野生動物に会う機会はそんなにないので、とても不思議だ。
しかし、どうして野生動物がペットカフェにいるのだろうか。ペットカフェにいれば、たくさん餌をもらえるが、住むところがあっても、必ずしも幸せだというわけではないだろう。人間は住む場所を野生動物に与えていると思うかもしれないが、それが逆に彼らが元々の生活を失ってしまった原因だ。その上、人類はその動物たちの住む場所を盗んで、土地の主人になってしまった理由で、野生動物の場所が減ってしまうのだ。
野生動物は自然の環境の中で生きていく方がいいと思う。野生動物が人間の環境に住んでしまったら、人間に慣れてしまい、普通のペットになってしまうかもしれない。野生動物の美しさが消えたら、大変なことになってしまうのではないだろうか。もし私達が野生動物を守りたいのなら、可愛くても動物たちの幸せの為、元いた環境に帰してあげたほうがいいのではないだろうか。
ジェスリン・テオ
ジェスリン・テオと申します。専門は生命科学で、今四年生です。動物が大好きなので、趣味は動物の写真を撮ることです。時間があったら、自然があるところに行ってたくさん写真を撮るようにしています。