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2020.03.30

写真提供:Changi Airport Group

フライト情報はカチカチと回りながらチャンギ空港のある場所で表示されている。

空港は今も残る 2 つのアナログ掲示板のうち、1 つを解体したと発表したが、幸いその部品は保護の為に引き渡された。

1999 年に作られたアナログ掲示板は、その交換部品探しが困難などの問題によって今年 1 月に役目を終えた後、先月ターミナル 2 の拡張に備えて少しずつ分解された。もう一方の版は 2 年後に廃止される予定だ。

「掲示板は、数十年にわたってチャンギ空港の乗客と訪問者に多くの素晴らしい思い出を提供してくれました。そして今日の高度なデジタル時代になっても引き続き旅のロマンスを支えてくれている事を心から嬉しく思います」空港の Senior Vice President Ang Siew Min 氏は語っている。「掲示板は確かにチャンギ空港の歴史の一部です。したがって私たちは、約 2 年後に引退する最後の掲示板を、いずれ空港の別の場所で、訪問者全員が楽しめる展示物として再利用するつもりです」

アナログ掲示板は、飛行機に乗る前に旅行者が自画撮りする際の人気の背景として生まれ変わる。空港では、既に他の 3 つのターミナルにデジタル掲示板を設置している。

ターミナル 2 は、2024 年に 15,500 平方メートルが拡張される予定だ。

アナログ掲示板は、チャンギ空港のターミナル 2 の出発ホールにあり、解体されたのは、チェックイン No.9 と 10 の間にあったものだった。

空港によれば、各掲示板は 2,052 個の文字と数字のカプセルと 50 個以上の金属枠で構成されているそうだ。それらが National Heritage Board(国家遺産委員会)の保護センターに送りシンガポール国立コレクションにある 200,000 を超える工芸品や芸術品の仲間入りをするには、約 6 カ月かかるという。

出典:COCONUTS