• SG ローカルニュース
  • ニュース

2020.02.28

写真提供:Singapore Art Museum

シンガポールの市民地区に点在するスタイリッシュなギャラリーが物語るように、美術館というものは常に芸術的な内装と外観をもっているもの。そんなアイコンの1つであるシンガポール美術館(SAM) は、2017年に改修工事が開始されて以来、その姿を隠しているが、新しく煌びやかな装いになって帰ってくる。

改修工事は当初、2021年完了予定だったが、予想外の保全問題により2023年までに再開が延期された。費用のS$9,000万を手に入れたはシンガポールのNational Design Centre やニューヨークのSoori Hight Line など洗練されたプロジェクトの中核を担ったSCDAアーキテクツ。彼らが新しく発表したデザインは、光、空間、風通しの良さがおりなすモダンな雰囲気と、かつての*遺産、St.Joseph’s InstitutionとCatholic High Schoolの特徴を掛け合わせたものだ。

*SAMは嘗てのセントジョセフ協会とカトリック高校を改修し造られた

Bras Basah 通りを散歩すれば、本館の象徴的な赤い屋根の上には、輝くガラスの一面が最初に目に入る。一連の反射ガラスパネルは、美術館の中庭の上に浮かぶ広々とした新しいスカイギャラリーに面していく。高さのある二重の天井が特徴で、自然光があふれ、大規模なアートワークを驚くほど効果的に展示することが可能になる。

嘗てはBras Basah 通りの入り口を支配していた車道が、SAMでは、散歩したりアートを楽しむために全面を歩行者専用の芝生にする予定。一方、Queen 通り側の新しい入り口は、来訪者を出迎える風通しの良いアトリウムに改修される。

建設が長期延長されたことで、SAMの2つの建物(メインのBras Basah通りの建物と、現在Queen通りで分離されている建物)は、空中通路によって繋がれ雨天でも気にせず芸術鑑賞を楽しむことが可能になる。またこの通路自体がギャラリースペースとしても機能し、シームレスなアート体験を楽しむことができる。

今回の計画でSAM は全体でスペースが30%拡張される。確実に洗練されたモダンな模様替えにはなるものの、かつてのSt.Joseph’s Institution にあった様々な歴史的建造部分はそのまま保存される。美術館の待望の再開まで3年。まさに「待てば海路の日よりあり」だ。

出典:City Nomads