シンガポール国立大学（NUS）語学教育研究センター（CLS）日本語履修生が日本語で様々なトピックをつづります。
　

シンガポールの北にある町

　私の出身地のジョホールバル（JB）は、シンガポール（SG）から1キロ先の町だ。家はJBの中心にあるから、どこへ行っても便利で、いつもどこかへ行きたくなるものだ。
　SGで働いているマレーシア人が多く、毎日SGとJBを行き来する人がたくさんいるから、毎日午後6時になると税関は混雑してしまうのだ。特に金曜日午後6時にJBへ帰る人が多く、その時必ずSG税関は混雑する。混雑のせいで、2,3時間かかることはおかしくない。それでも毎日SGに働きに来る人は大勢いるのだ。もしJBへ行きたかったら、平日朝から午後3時までがいいだろう。週末JBへ行く外国人が非常に多いから、行かないほうがいい。
　JBには美味しい店もたくさんあるが、外国人には美味しい店を探すのは大変だ。外国人が知っている店、例えばモールの店は地元の人には人気があるが、外国人が知らない普通の店は値段が安いからおすすめだ。だが、ほとんどの経営者がウェブサイトを使って宣伝しないので、地元の友達に連れて行ってもらい、一緒に料理店へ行ったほうがいい。
　SGに来て最初に気づいたことは、みんなバスと電車で通っていることだ。JBは電車がないから、ほとんどの人が車で通っている。バスに乗る人々もいるが、Grabというアプリを使って、タクシーを呼ぶ人が多い。タクシー代はとても安くて便利だから、もしJBへ行ったら、Grabでタクシーを呼んだらいいと思う。
　私は最初にSGの生活はあまり慣れなかった。食べ物が高いからできるだけ安いものを頼んだ。親が側にいないから、好きなように遊んだり、遅くまで起きたりしたが、時間が経つと、体とか、お金の使い方とか、よく気をつけなければならないと気がついてきた。家にいる時は、家族に絶対に心配をかけないが、家族と会わないと、「家族に心配をかけている」と気づき、おとなしく体にいい生活習慣をするようになった。たった3年間の一人暮らしは私を大人にさせた。

ガン・レンキャツ
こんにちは！機械工学4年生のガン・レンキャツと申します。趣味は卓球と音楽です。日本語を学ぶきっかけは、父親に薦められたからです。もう3年間日本語を勉強してきましたが、まだこのまま続けていけると思います。どうぞよろしくお願いします。