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2019.10.13

シンガポール航空(SIA)は、バッテリーの過熱により発火する恐れがあるとしてリコールの対象となった、古い機種の15インチMacBook Proの機内持ち込みを禁止すると発表した。ただし、問題のバッテリーが交換されたことを立証できれば機内持ち込み可能だ。

写真提供: Glenn Carstens-Peters/Unsplash

SIAはウェブ上で「バッテリーが製造者によって交換されたか安全であると証明されない限り、問題の機種を機内持ち込み、預け入れ問わず、持ち込むことを控えなければならない」と発表。

「MacBook Pro (Retina ディスプレイ, 15-inch, 2015年中旬発売)」として認知されているこのノート型パソコンの多くは、アップル社によって2015年9月から2017年2月までの間に販売され、同社は今年6月にバッテリーを無償で交換することを発表している。また、この機種を持っている人は、アップル社の「Battery Recall Program」ページで製品シリアルナンバーを入力し、バッテリー交換の対象かどうかを確認できる。現在使用中のマックブックプロがこの機種にあたる場合は、使用を中止しバッテリー交換する必要があるとアップル社は言うが、アップルと言えば、何よりもこの手の信用性を勝ち取ってきた会社だったはずだ。

米国消費者製品安全委員会によると、アップル社よりパソコンバッテリーの過熱が26件報告されており 、そのうち5件が軽度の火傷、1件が煙の吸引だという。また、17件のパソコン周辺にあったユーザーの所有物への小規模被害も報告されている。

出典:COCONUTS