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2017.08.21

市村正親×田中裕子が送る荘厳かつ豪華絢爛なシェイクスピアの物語

2015 年に17年振りに鮮やかに復活し、今年再び世界と対峙する『NINAGAWA マクベス』が、いよいよシンガポールで公演を迎える。昨年5月に死去した演出家・蜷川幸雄氏の名を世界に知らしめた本作。原作はシェイクスピアだが、舞台を安土桃山時代に置き換えて悲劇を描いており、まさにNINAGAWA ワールドが濃厚に詰まった内容となっている。

マクベスを演じるのは市村正親。1999 年以来、蜷川演出のシェークスピア舞台に度々出演をしている、日本を代表するシェークスピア俳優だ。マクベス婦人役は、同じく蜷川作品に何度も出演経験のある田中裕子が演じる。この2 人を中心に描かれる痛いほど美しいストーリーは、一瞬たりとも目が離せない。

満員の観客がスタンディングオベーションで熱い拍手を送った香港公演

2ヵ月前の6月には、多くの地元ファンに待ち望まれていた香港公演が行われた。この土地では異例だというオールスタンディングの熱い拍手がカーテンコールで沸き起こり、国内外のメディアを驚かすほどの大盛況を収めた。

シェイクスピアの本場イギリスでも、今回ロンドンとプリマスの2 都市公演が10月にすでに決定している。かつて本公演が欧米各国で行われた際にはイギリスのThe Times や、The Guardian、Daily Mail、アメリカのThe New York Times、オランダのThe Telegraphといった大手メディアから賞賛を浴びており、今年も現時点からかなりの注目と期待を集めている。

脇を固めるのは若手からベテランまで

辻萬長

大石継太

瑳川哲朗

脇を固める役者陣は、辻萬長、大石継太、瑳川哲朗といった顔ぶれをはじめ、若手からベテランまで幅広いキャストがそろった。蜷川組のキャストたち、そして蜷川氏と共に時代を築き上げてきたスタッフたちが手がける特別な空間を、決して見逃してはほしくない。蜷川氏の遺志と心をひとつに海を渡ってやって来る『NINAGAWA マクベス』、シンガポールの地でぜひ体感してほしい。

ⓒ mika ninagawa

NINAGAWA Macbeth 『NINAGAWA マクベス』
日時:11 月23 日(木)~ 25 日(土)木・金曜19:30 ~、 土曜14:00 ~(2 時間45 分※ 20 分休憩含む)
場所:Esplanade Theatre
チケット:S$48* S$78** S$108 S$128 * その他割引チケットあり
チケットは、ウェブサイト(www.esplanade.com)、SISTIC(www.sistic.com)、 Esplanade Box Office で販売中

Esplanade – Theatres on the Bay
1 Esplanade Drive
☎ 6828-8389
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