輝く人を応援するこのコーナー。今回は、Yoshinoya Singapore PTE LTDにお勤めの石井 友里さん・久保 絵里香さんにインタビューしました。

（写真左から）
石井 友里さん　Finance Manager
久保 絵里香さん　Secretary, Leasing Manager

海外就職を考えるようになった理由は？

【石井さん】「世界のどこでも働ける能力を持った人間になりたい」とずっと思っていました。20 代は日本で働きながら英語力のブラッシュアップや会計資格の取得の勉強に明け暮れ、30 歳で米国会計士試験に合格し渡星。監査法人で会計監査を4 年経験した後、2016 年8 月に吉野家シンガポールに転職し、財務経理部長として働き始めました。

【久保さん】中学生の時にオーストラリアでホームステイをしたことをきっかけに、いつか英語を使って海外で仕事をしたいと考えるようになりました。色々な国に旅行をして来た経験も大きな理由の一つです。

現在の仕事内容についてお聞かせください

【石井さん】月次・年次決算作成、数字の推移の分析等が主です。経営がそのままお金の流れに繋がっていることを日々実感しています。

【久保さん】MD 秘書及びLeasing Manager をしています。秘書としてはスケジュール管理、ミーティングへの同行、サプライヤーとのやり取りなど、MD のサポートを。Leasing Manager としては、現在出店している店舗でのランドロードへの対応、契約書の管理、新規出店候補についての情報収集・契約交渉等について担当しています。

仕事において心がけていること、大事にしていることを教えてください。

【石井さん】何事も即時に決めること。早く決断すれば、もしそれが間違っていたとしてもリカバリーできます。ですが、時間をかけ過ぎると、後から挽回する余裕がなくなってしまいます。

【久保さん】わからないことや不 安なことは、きちんと聞くようにしています。また食に興味を持ち常にアンテナを張り、お客様に喜んで頂く為にはどうしたら良いかということを常に意識しています。

「勇気が大事」と石井さん

仕事で喜びや、やりがいを感じるのはどういう時ですか？

【石井さん】これまでたくさんの仕事仲間に恵まれ、一生の友人と呼べる関係性を築けた同僚もいます。そういった経験がやりがいに繋がります。

【久保さん】MD は発想がとてもユニークで常に先を見ているので、一緒に仕事をする上で非常に勉強になります。また色々と仕事を任せてくれるので、責任は重いですが、その分自分の成長にも繋がると実感しています。

シンガポールに来て驚いたことはありますか？

【石井さん】街で高級車をよくお見受けすることです。車の登録料が高いシンガポールでは、オーナーさんは大抵リッチな方々。以前「シンガポールかるたを作ろう」と仲間内で話したことがあるのですが、「ら」の札は「ランボルギーニをしょっちゅう見かけるよ」でした。「あ」は「あっという間に建つシンガのコンドミニアムが怖い」、「い」は「イギリス人の同僚さえ今日『キャーン！』って言っていた」です。

【久保さん】日本製品の多さに驚きました。ほとんどのスーパーに日本食コーナーがあり、街にも日系のお店がたくさん。また多民族国家なので、至る所で異なる文化に触れることができる点は、面白いと感じています。

海外就職を目指している方へのアドバイスをお願いします。

【石井さん】仕事の質が高いことが日本の長所。日本で仕事ができる方は、海外でも絶対に通用するはずです！

【久保さん】日本では得られない経験をすることで、私は価値観が変わりました。より日本を好きになり、その良さをもっと海外へ伝えたいとも思うように。人生一度きりなので、ぜひ挑戦することをお薦めします。

「とにかく楽しむ!!」と久保さん