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2021.03.22

シンガポール国立大学(NUS)語学教育研究センター(CLS)日本語履修生が日本語で様々なトピックを綴ります。


世界の交流会:現代の新しい演劇

 世界がどんどん国際的になることによって、世界中の文化は異文化に影響されて変わる傾向が見られる。一方、国々は自分の伝統や文化を守ろうとする傾向もあるが、その傾向を歓迎する人もいるようだ。芸術界、特に演劇のパフォーマンスでは異文化の物語や特徴を一緒にした「インターカルチュラル演劇」と呼ばれる演劇が現れてきた。

 シンガポールは多文化の国で知られて、インターカルチュラル演劇はシンガポールの演劇シーンの大切なジャンルだ。確か、シンガポールの演劇シーンはそれぞれの民族で分けられていたが、自分の民族文化を中心にして見せることは見せるが、本当にシンガポールの多文化を表せることになるのだろうか。

 クオ・パオクンを知らないシンガポール芸術家はいないはずだ。彼が書いた”Mama Looking for Her Cat” はシンガポールで初めてのマルチリンガル劇として知られていて、英語と中国語だけでなく、中国の方言、マレー語とタミル語も使われている。その上、クオ・パオクンは民族は関係なく若い芸術家を育てたいため、劇団やインターカルチュラル演劇学校を開いた。

 クオ・パオクンが教えた学生の中で、一番知られているのはオン・ケンセンだ。オン・ケンセンの作品は国籍を超えて、アジアの演劇を中心にして世界向けの作品を世の中に送りした。例えば、彼の「三代目、りちゃあど」の元はシェイクスピアの「Richard III」で、シンガポール、日本とインドネシアの伝統的な演劇を混ぜ合わせ、国際的な劇を作った。

 もちろん、パフォーマンスで異文化の特徴を無意味に使えば、尊敬の意味をなくし、観る人を怒らせる可能がある。そして、たくさんの文化を混ぜれば混ぜるほど、劇は難しくなってわかりにくくなるかもしれない。だが、難しいことは難しいが、インターカルチュラル演劇から異文化の美しさや新しい考え方も伝えられるし、観てみればいい勉強になるのではないだろうか。


ラウ・シャオシュエン
皆さんこんにちは!ラウ・シャオシュエンと申します。専門は英文学ですが、実は演劇にも興味があって、大学でインターカルチュラルシェイクスピアのクラスを取りました。将来日本語で小説を読めるように一生懸命頑張っています。どうぞよろしくお願いします。