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2017.05.19

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TOPPAN FORMS CO.,LTD. SINGAPORE BRANCH
Senior Manager
岡田 卓さん
おかだ たかし。家族構成は妻、8 歳の娘、飼い犬1 匹。元ラガーマンでもあり、休日は自身のトレーニングに加えて娘とプールに行くこともあるエネルギッシュな父親。 TOPPAN FORMS CO.,LTD. SINGAPORE BRANCH
www.toppan-f.co.jp/english


とにかく全力で、真正面からぶつかる

「愛情100%、子どもに対して全力でぶつかります」
そう言って少年のような笑顔を見せる岡田卓さん。自身が母子家庭で育った為、父親の具体的なイメージを持っていないと明かす。

「お父さんたるや、というのが経験としてはわからないんです。だから、育児に関してとにかく出来ることを真正面からするだけですね。もちろん、他人に迷惑をかけないように育てるとか、やりたいことを出来るだけさせてあげられるように、といった気持ちもあります。けれどそれ以上に大切にしているのは、きちんと向き合うこと。具体的には、話をしっかり聞いてあげるということです。子どものちょっとした変化を会話から見つけたいと常に思っています。娘が『面白かった』と言ったら『どんな風に面白かったの?』と深掘りしていく。夫婦関係にも言えると思いますが、会話こそコミュニケーションの要だと考えています」

満面の笑みから、親子の仲のよさが伝わってくる

満面の笑みから、親子の仲のよさが伝わってくる

悩みを打ち明けられて「パパ、価値あるじゃん!」

会話が多い親子関係は、悩み事を相談しやすい関係作りにも役立つ。
「こないだ嬉しいことがありました。フラダンスのレッスンへ娘を送っていく車中で、『パパ、話聞いてくれる?』って急に言われたんです」
学校生活での悩みを、娘・樹季(いつき)ちゃんから突然相談されたという岡田さん。大人にしてみれば小さい事だったそうだが、本人にとっては大きい悩みで、父を頼ってくれたことに喜びを感じたという。

「僕が子ども時代に思っていたことと、今思うことの両方を伝えて『パパも同じだったよ』と話しました。一通り会話を終えた後で娘の顔を見たら、表情が明るくなっていて。パパ、価値あるじゃん!と思いました(笑)」

2学期からの転校に心配していたけれど

シンガポールへは2015年に越してきた岡田さんファミリー。現在8歳の樹季ちゃんは、当時小学校1年生だった。1学期だけを日本で過ごし、2学期から海外生活という状況に、岡田さんはとても心配をしていたという。
「ところがまったく杞憂に終わりました。すぐ環境に溶け込んでくれたんです。親が思う以上に子どもは順応性があり、たくましいと実感しました」

ビーチで一緒に砂の団子作りに熱中

ビーチで一緒に砂の団子作りに熱中

また子育てがもたらした仕事面への影響については、コミュニケーションの変化を話してくれた。
「子どもに何かを説明する際は、噛み砕かないといけない。わかりやすく伝えるにはどうすればいいか意識する姿勢が、仕事においてもいつの間にか身に付いていました」

考えて決めるのではなく、ハートに素直に行動するスタンスの子育てが岡田さん流。育児という新たな経験で引き出しが増えたからこそ、仕事面にもプラス効果が出ているのだろう。

◆子育てポリシー
●愛情100%!
●とにかく話を聞いて、会話の中から変化を見つける

◆仕事&育児の必須アイテム
ハンカチ
「 仕事場に必ず持参します。持っているとちゃんとしている人になれた気がして、安心するんです(笑)」