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2017.08.24

映画天国・シンガポールで公開中/近日公開予定の話題作を紹介!


Gintama(公開中:PG13)

©GV

週刊少年ジャンプ連載の大人気コミック『銀魂』がついに実写化。舞台は、近未来と江戸時代末期が交差するパラレルワールド。そこで日本の鎖国を破ったのは、黒船ではなく天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人だった。天人との戦いに敗れた侍たちが刀を奪われてから20年後、廃れた剣術道場の息子・新八の前に、かつて天人と最後まで戦い、いまだに侍魂を秘めた男・銀時が現れる。新八はその男気を学ぶため、銀時が営む「万事屋銀ちゃん」で働き始める。宇宙最強の戦闘種族・夜兎族の神楽らが加わり、幕府へのクーデターを企むかつての同志・晋助に対峙していく。

小栗旬演じる、基本的にぐうたらのボケキャラ・銀時や、橋本環奈演じる、同じく無邪気な天然キャラ神楽、二人の間で懸命に突っ込みまくる健気な新八のかけ合いやら、天人たちのハチャメチャぶりなど、全編エンタメ度炸裂だ。シンガポールのファンも待望の本作、是非映画館で大いに盛り上がって。


The Emoji Movie(公開中:TBA)

©Sony

スマホの中に存在する街テキストポリスには、メッセージのやり取りのために活躍する“エモジ”(絵文字)たちが生活していた。通常1人のエモジは1つの表情しか持てないはずだが、ジーンにはどういうわけか複数の表情があった。これでは父のようなカリスマ・エモジにはなれない……ジーンと友人の“ハイタッチ・エモジ” らは、普通のエモジになるためのコードを探す旅に出る。YouTube やキャンディクラッシュなど、おなじみのアプリやゲームが登場しエモジ・ワールドを盛り上げる。


Wonder Boy(公開中:TBA)

©GV

シンガポール芸能界を代表する、歌手で俳優のディック・リーの伝記的映画。70年代のシンガポールでは、ロックミュージックは疎まれ、長髪の男性はヤクザだと見なされた。 16歳の青年ベンジャミンは、ミュージシャン夢見て仲間とバンドを組むが、時代や人々の偏見に直面し苦い思いをしていた。本作で共同監督も務め、映画監督デビューを飾ったリーは、人々が夢中で自分探しをしていた当時の様子をリアルに伝えたく、ドラッグに手を伸ばした事実などもあえて描いたという。


レーティング:G =制限なし PG =保護者の判断必要 NC16 = 16 歳未満入場不可 M18 = 18 歳未満入場不可 R21 =成人指定 TBA =本誌編集時点でレーティング未定
※公開日やレーティングは予告なく変更される場合があります。映画館にお出かけの際は、事前にローカル新聞や各映画館のウェブサイトなどをご確認ください。
主な映画館のウェブサイト:ゴールデンビレッジ キャセイショウ

【Text by: 小林亮子】

小林亮子
日本の映画業界で約10 年働き、2006 年から在星。現在は2 児の子育ての合間に本コラム他執筆活動や、バイリンガル環境の子どもたちに日本語を教えている