• JGH 健康の玉手箱
  • ヘルス

2016.11.30

海外で仕事や生活をする日本人が気になるのが、病気やケガ、薬や予防接種など。日系医療機関『ジャパングリーンクリニック』が、日本を離れて暮らす在留邦人のご参考のため、同クリニックの診療経験を踏まえて、日本人に見られる病気やケガなどさまざまな医療と健康管理のお話をお届けします


肩こり・腰痛の予防と治療 〜筋膜リリースに注目〜

原因の分からない痛みは、もしかすると筋膜の癒着(くっつくこと)によるものかもし れません。筋膜が厚くなったり、滑りが悪くなったりすることで、痛みが引き起こされます。

肩こり腰痛の原因に関係している「筋膜」とは?

 筋肉を構成する筋繊維を束ね、全身にあるいくつもの筋肉をひとつなぎにし、ボディースーツのように覆っている膜があります。これが筋膜です。筋膜は体の姿勢を保つ役割を持ち、頭の上から背中・おしり・もも・ふくらはぎ・足裏まで、体全体に連なっています。筋膜は柔らかい組織なので、水分の枯渇やストレス、同じ姿勢での長時間作業(パソコンやデスクワークなど)、筋肉の柔軟性の低下などにより、筋膜同士が癒着してしまい、筋肉自体の動きを阻害してしまいます。この筋膜の委縮や癒着が時にコリや痛みを招き、筋肉の柔軟性を損なう原因になります。

 理学療法で行う筋膜リリースとは、筋膜の委縮・癒着を引き剥がしたり、引き離したり、こすったりすることで、正常な状態に戻すことを言います。筋膜にシワがよってしまった所に、筋膜リリースと言われるマッサージ、ストレッチなどで改善を促していきます。

Brunet sport girl bend forward isolated

 筋膜は身体にいくつかのラインを形成しています。代表的なものは後頭部から足の裏に続くラインです。腰や背中に痛みやコリのある場合は、このラインに沿っておしりや太もも、股関節部位などの筋膜をリリースして、症状を改善させていきます。このラインの筋膜を伸ばすためにストレッチも重要です。肩こりなども同様で、肩や首、腕やわきの下などのライン上にある筋膜をマッサージやストレッチでリリースしていきます。

理学療法で行う肩こり・腰痛の予防、治療

・筋膜リリースマッサージ
・筋膜リリースストレッチ
・姿勢・動作改善 ・姿勢維持のためのお腹周りや下肢の筋力トレー ニング

日常生活では筋膜を固くする こんな姿勢に気をつけましょう
・デスクワークや勉強時の背中の丸まった姿勢
・お子さんを抱っこするときや鞄を持ったときの偏った姿勢
・バスを待っていたり料理をしているときのお腹や頸の突き出た姿勢

日頃から正しい姿勢を意識したり、同じ姿勢を長時間とらないようにするなど気をつけることで、痛みやこりを予防できることもあります。なかなか治らない肩こり・腰痛などのある場合は、一度医師、理学療法士に相談してみましょう。

情報提供先:ジャパングリーンクリニック

▼詳細情報はこちらのリンクから!